涙色のパラドックス

日々のダラダラ雑感をあなたの暇つぶしに添えて

隣に座る奴なんなの?映画館のシンパシー

今週のお題「最近見た映画」

 

何年か前、この世界の片隅にという映画を見に行った

 

最近はネット配信が強いし映画館に足を運ぶこともほとんど無くなったが、それでも劇場で見たいなぁと思う映画もある

 

混雑している中で見るのは嫌なので、なるべく空いている曜日、空いてそうな時間帯に狙いを絞って映画館に出かけた

 

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 券売機で周りに人がいない、ゆっくり落ち着いて観られそうな席を選んで購入する

 

 

劇場内は狙い通り空いていて静かに見られそうだった

 

 

映画の内容が内容だからか年齢層が妙に高いように思えた

 

 

 

自分の座席に座り上映を待っていると、ロマンスグレーのおっさんが僕の座席がある通路に歩いてきて、そしてそのまま僕の左隣の座席に座った

 

 

オイオイオイオイオイオイ

 

 

 

なぜ?

 

 

 

なぜなの?

 

 

 

こんなに空いていて、席だってたくさん空いているじゃあないか…

 

 

何故わざわざ男同士♂で暗がりで寄り添うような愚行をおかすのか

 

 

どういう経緯でこの席を選んだのかは知らないが、ロマンスグレーのおっさんもちょっと気まずそうだった

 

 

 

「おお神よ…

 

私は注意深く慎重に行動し、この座席を選んだというのに何故このような仕打ちを?

 

あなたの御心がわかりかねます」

 

 

僕が天を仰いで神に問うていると、今度は年配の女性が僕とおっさんが座っている通路に入ってきて

 

 

「よいしょ^^」

 

 

と言っておっさんの反対側、つまり僕の右隣の座席に座った

 

 

 

 

 

なかよし三人組かな?

 

 

 

 

マジでなんなのん…

 

 

 

あるよね…

 

 

 

映画館ってマジでこういう事あるよね…

 

 

周りに人がいない座席を選んでも、見やすい席だと後から隣に人が来ることもある。だからこそ人があまり来ない隅っこの方の席を選んだつもりだったのに…

 

 

(´;ω;`)こんなに空いている映画館で他人同士が三人並んで座っている光景はもはや喜劇だよ

 

 

まぁ落ち着いた年配の方たちで、ギャーギャー騒いだりする類の人種ではないし、別にいいかと僕は考えるのを止め映画に集中することにした

 

 

(´・ω・`)でもなんか親子で来てるみたいだね

 

 

 映画は素晴らしい内容だった

 

 

戦争という暗く、不穏な影を落としながらも物語は基本ほのぼのとした感じで進み、登場人物たちのしたたかな強さを感じた

 

僕は映画にのめり込み、両隣のおっさんや年配の女性の方の事などすっかりどうでもよくなっていた

 

むしろ素晴らしい映画を共に観ているというなんだかよくわからない謎の一体感のようなものを感じた

 

 

お互い顔を合わせることも会話をすることも当然なかったが

 

 

 

(今のシーン最高にエモいよね…)

 

 

 

みたいなテレパシーのような確かなシンパシーを感じていた

 

 

 映画はスタッフロールを迎え、三人で見届けた感を感じながら僕は思う

 

 

 (これなんかストックホルム症候群に似てるよな)

 

 

 僕は席を立ち、感動を共にした二人の同士に

 

 

  ( ´,_ゝ`) フッ…あばよ

 

 

 

と、さよならを言った

 

 

 

映画は一人落ち着いてみるものだといつしかそう考え、そうしてきたが、誰かと感動を共にするのも悪くないなぁと思い出せる出来事だった

 

 

好みの動画やアニメはコメント付きで見たくなったりするものな

 

 

感動は人と共有して初めて本物になるのかもしれない

 

 

 

 

でもネタバレは滅びろよ!

 

 

 

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