涙色のパラドックス

日々のダラダラ雑感をあなたの暇つぶしに添えて

地震、停電、暗闇の部屋の宅飲み

 

2月の13日、福島県沖で地震があった日、僕は部屋でvtuberの動画を眺めていた

 

眠くなってきて、ウトウトしながら「もう寝るかな…」と部屋でダラダラ寝っ転がって考えていると突然部屋の電気が消えた

 

停電…ブレーカーが落ちたのかと確認のため居間に向かうと辺りは思いのほか真っ暗で、見知った自分の家のはずなのにどこがどこだか分からなかった

 

居間の食器棚が異様にカタカタカタカタと鳴っている音で僕はようやく地震で家が揺れているのだということに気が付いた

 

この停電は地震の影響によるものだろうか、ブレーカーに異常がなかったので外を見てみると、辺りは完全に真っ暗になっていて、街頭の明かりや道路の信号まで消えているようだった

 

蝋燭に火を灯し、ラジオで地震と停電の情報を聞きながら電力が復旧されるのを待ったが、すぐには無理そうな気がした

 

ガスと水道は問題なかったので、お湯を沸かしてコーヒーを飲み、居間のテーブルで蝋燭の淡いオレンジ色の明かりをぼんやり眺めてしばらく過ごした

 

そうしているとだんだんと昔、電気がつかない真っ暗な友人のアパートで宅飲みした時の事を思い出してきた

 

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友人たち数人とラーメン屋でラーメンを食べて店を出ると、特に行く当てもないので誰かの家にでも行こうという事になった

 

一番家が近い奴に行ってもいいかと尋ねると

 

「いいけど、今うち電気止まってるよww」

 

と言った

 

電気代を払わずに電気を止められたという話は割とよく聞くが、実際止められた奴は初めて見たかもしれない

 

っていうかそれならラーメンなんて食ってんじゃねぇよw

 

と思ったが、滞納していた分はさっき払ってきたので明日には復旧するだろうとの事だった

 

ダラダラ歩いて他の奴の家に行くのもかったるいし、電気を止められた家と言うのもちょっとおもしろそうだったので皆でそいつの家に行くことにした

 

もう夜も遅い時間だったということもあり電気がつかないそいつの家は当然真っ暗だった

 

とりあえず手探りで適当なスペースを見つけ、腰をおろしたが、どうしよう、やることがない

 

っていうか蝋燭くらいないのかよw

 

友人の家にはこれといって明かりを発生させられるものがなく、互いの顔もよく見えなかった

 

暗がりで野郎数人で座っていても仕方がないので酒でも買ってこようという話になり、皆手持ちの金を出しあったが、全員合わせて1000円ちょっとくらいしかないというていう体たらくっぷりだった

 

誰が一番金を出したの出してないのとド底辺同士悲しいマウントを取り合った後で皆でスーパーに行き、安いウイスキーの小瓶とコーラに、余った金で適当につまみのスナックを買った

 

携帯の明かりを頼りにコークハイを作ったが、友人の家にはコップがかろうじて2個ほどあるだけだったので、ジャンケンに敗れたものは茶碗かふちの深い皿にでも入れて飲まなければならなかった

 

友人の「昨晩は寒すぎて、ずっと布団に入って足を擦り合わせてたけど、擦りすぎて靴下に穴が開いた」とかいうこんな街中でビバークでもしてんのかというような話を聞きながら、僕はさっき行ったスーパーの眩い照明の明かりを思い出していた

 

明かりというのはなんて偉大なのだろう

 

明かりとは人間の恐怖と不安を払拭する人類の希望そのものだ

 

エジソンのおっさんの発明はどれだけ素晴らしいものだったのか

 

 

僕はコークハイをチビチビやりながらそう考えたが友人は

 

「電気はまだどうとでもなるよ、一番止まって困るのは!うん○ながせなくなるからね!^^」

 

と言った

 

止められたことがあるんか

 

確かにその通りかもしれないが、ライフラインを維持するくらいの金は取っておきなさいよ…

 

僕もあんまり人の事を偉そうに言える暮らしぶりではなかったが

 

 

つまみがきれると友人が台所にあった味付け海苔を出してくれた

 

それを誰かがパリパリと食べる滑稽な音が暗闇に鳴り響いていた

 

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蝋燭に明かりが灯され、熱いコーヒーもある今の状況はあの時よりはマシだろうか

 

スマホTwitterなんかを色々検索し調べていると各地の停電の状況や被害の状況も分かってきたが、電気がつかない以上やることもないし、寒いし、スマホのバッテリーを無駄に消耗するだけなのでさっさと寝ることにした

 

電気の無い時代は夕飯を食ったら大体皆寝ていたらしいが、そりゃそうだろうなと思う

 

(´・ω・`)起きててもしょうがないもんね

 

朝目が覚めるといつのまにか電力は復旧していて家には文明の明るさと暖かさが戻っていた

 

「文明最高!」

 

と僕は部屋の照明の明るさに安堵した

 

電気もネットもない生活なんて僕は絶対に嫌だが、時々は夜の暗闇の深さと人間の無力さを思い出すために計画的な停電みたいなのがあってもいいのかもなとふっと思った

 

こんな地震ばかりの修羅の国ではいつどこで被災するかわかったもんじゃないし、もしもの状況にはなるべく慣れておいた方がいいかもしれない

 

っていうか実際あったな計画停電

 

うん○流せなくなったら嫌だから、風呂の残り湯もなるべく流さず残すようにしておいたほうがいいだろうか

 

 

(´・ω・`)僕の家仏壇の引き出しの中とか押し入れにやったら蝋燭いっぱいあるんだよなぁ

 

(´・ω・`)懐中電灯もいっぱいあって親父が「なんかあった時のために」ってそこら中の引き出しに入れまくったから棚の引き出し開けると大体懐中電灯入ってるよ

 

 

 

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